Study Permit & TRVにおける最新の変更点
こんにちは。12月に入り、年の瀬を感じる季節になりましたね。
今回は、2024年11月にカナダ移民局 (Immigration, Refugees and Citizenship Canada “IRCC”)より発表された、留学生プログラムとTemporary Resident Visa (TRV)に関する新たな変更点について、情報をお届けします。
TRV審査基準の更新
ビザ免除国以外の国籍の方が、カナダに入国する場合、事前にTRVを取得する必要があります。
(日本国籍の方はTRV免除のため、必要ありません。)
2024年11月06日、カナダ移民局は、Multiple-Entry Visaの有効期限の決定や審査基準について、更新を発表しました。
これまでカナダでは、ほとんどの入国者に対し、可能な限り有効期限の長いMultiple-Entry Visaを発給し、何度でも出入国できるようにすることを慣例としてきました。つまり、ビザ保持者はその有効期限が切れるまで何度でもカナダに入国できました。
しかし、今回の改正により、一度のみの入国が許可されるSingle-Entry Visaを発給するか、期限内であれば何度でも出入国可能なMultiple-Entry Visaを発給するかは、申請を処理する職員がケース・バイ・ケースで決定できる権限を持ち、その決定にあたっては、申請者個々の状況、渡航目的や渡航経歴などの様々な要素が考慮される方針となりました。
今回の発表に関する詳細は、下記の政府Webサイトをご確認ください。
Study Permitの新しい規制
2024年11月15日、カナダ移民局は、Study Permitに関する以下の新しい規制の施行を発表しました。
(以前発表されたStudy Permit規制変更に関する記事はこちら。)
オフキャンパスワーク、就労時間の変更
2024年11月15日より、Study Permitにオフキャンパス(学外)での就労許可が記載されている留学生は、フルタイムで就学しながら週24時間まで働くことができるようになりました。
Study Permit学校変更時の手続き
2024年11月15日以降、Study Permitで滞在中に学校を変更する場合、留学生は事前に新しいStudy Permitを申請・許可を得なければならなくなりました。
教育機関への監査強化
今回の改定では、カナダ政府指定の(Designated Learning Institutions ”DLI”番号のある学校) 教育機関が、カナダ移民局が要求する情報(コンプライアンス・レポート)の提出や入学許可書の確認を怠った場合、最長1年間の新規留学生の受け入れ停止などの処分が課せられる可能性があるとしています。
Study Permitの変更点に関する詳細は、下記のサイトをご確認ください。
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上記の通り、TRVの審査基準や留学生の就労時間・転校時の手続きに変更がありました。ここ最近はルール改正に関連したニュースが多く、その内容に混乱される方も多いかと思います。
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