TFWプログラムの新たな規制と方針
こんにちは。今回は、Temporary Foreign Worker (TFW) プログラムに関する最新情報をお届けします。
2024年8月6日、カナダ政府は、このプログラムの改善に向けた重要な方針を発表しました。
新たな方針とその概要
TFWプログラムは、適格なカナダ人労働者や永住権保持者が職を埋められない場合にのみ、一時的に外国人労働者を雇用することが許可されています。カナダ政府は、このプログラムの適切な運用と不正行為の排除に向け、以下の新たな方針を発表しました。
- 各職場での外国人労働者20%キャップ厳守:Work Permit (就労ビザ)で働く外国人労働者を全従業員数の20%までという上限規制が適用されます。これには、永住権申請を予定している外国人労働者に適用されるDual Intent ストリームのLMIAも含まれ、このストリームを利用する雇用主に対してはより厳しいガイドラインが適応されます。
- LMIA監査の強化:LMIAの申請審査において、より厳格で厳しい監査が適用されます。
- LMIA申請料の引き上げ検討:より公平な手続きと処理活動に充てるため、申請料の値上げが検討されています。
- 雇用主の申請資格、将来的な変更:雇用主の事業年数や雇用主による過去の解雇歴など、申請資格・適性に関する規制の変更が将来的に検討されています。
低賃金 (Low-Wage) ストリームの見直し
さらに、カナダ政府はLow-WageストリームのLMIA廃止を検討していることを発表しました。これが実施されると、特定の地域や業種でのTFWプログラムの利用が制限される可能性があります。
また、政府は農業や魚介類加工業向けの新しいTFWプログラムの導入に取り組んでいるとのことです。
今回の発表の詳細は、下記のリンクよりご確認下さい。
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今回の発表は、以前のTFWプログラムの変更に続くもので、カナダ政府は引き続き、雇用主に対し、必要に応じてさらなる規制強化を行う意向を示しています。
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