PGWP、今後に予想される大きな変更点
こんにちは。今回はPost-Graduation Work Permit(以下”PGWP”)の将来的な変更の可能性について、情報をお届けします。
カナダ移民局Immigration, Refugees and Citizenship Canada (IRCC)は、PWGPに関する8つの変更案を検討していることを発表しました。
PGWP 8つの変更案
カナダ移民局は、留学生プログラムをカナダの労働市場のニーズにより合わせることを目的とし、下記の8つの新しい措置を検討しています。
1. 需要の高い職業・職種の優遇措置
移民局は、PGWPの対象資格を需要の高い職業・職種に基づくものとし、特定の労働力不足とされている職業に関連するプログラムを終了することを、申請条件とすることを検討しています。
2. 語学要件の強化
PGWPの対象資格に、新たな語学要件を導入し、英語またはフランス語の一定レベル以上の語学能力を証明することを条件とする提案がされています。
3. PGWP延長のためのJob Offer
留学生がPGWPを1年以降延長する場合、労働力不足とされている職業に沿ったJob Offerを得ることを義務付ける可能性があるとしています。
4. 追加の資格要件
留学生がPGWPを1年以降延長する場合、州の承認や別の語学力テストが必要になる可能性が示唆されています。
5. 就学中の留学生への影響
新ルールはすでに在籍している留学生にも影響する可能性が示唆されています。もしそうなれば就学開始時期に関わらず、すべての留学生が新しいPGWPの資格要件の対象となる可能性があります。移民局は、教育機関の意見を考慮し、既存の留学生を免除するかどうかを引き続き検討するとしています。
6. 需要の高い職業リストの定期的改訂
需要の高い職業リストは、カナダの労働市場のニーズの変化を反映するため、定期的に改訂される必要があります。改訂の適切な頻度や、現在就学中の留学生への適用時期については、関係者からの意見を収集した上で、今後決定される予定です。
7. 州のニーズとの適合
新しいPGWPの資格要件は、各州のニーズに沿って定められ、特定の労働市場ニーズを持つ州で学ぶ留学生は、その州で就職し、長期的に滞在できる可能性が高くなることが示唆されています。
8. カナダ永住権への道筋
今回の変更は、PGWPの申請資格と永住権への道筋との整合性も考慮される見込みです。これにより、特定の分野で就職した留学生がより容易に永住権に移行できるようになる可能性があります。
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上記の通り、カナダ移民局は現在、PGWPの大幅な変更を検討しています。この変更案が実施された場合、既存の留学生にも影響が及ぶ可能性がありそうです。
このブログでは、今後もこのニュースの動向に注目し、皆さんに最新情報をお伝えしていきます。
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