重要!! NOC新分類システムTEER、11月より導入

こんにちは。今回は2022年11月16日から移行される2021年版National Occupational Classification (以下”NOC”)について情報をまとめました。

11月の移行と同時に新たな職業分類システム“TEER”が導入されます。この新システム導入に伴うNOCの見直しによって、従来のスキルタイプ及びスキルレベルによるカテゴリーが変更になります。

今後NOCを使用するプログラムへの申請を検討されている方は必読です！

NOCと新しいシステムTEERについて

NOCとは？

カナダの労働市場における様々な仕事を職業ごとに割り振ったコードを差します。Work Permit（就労ビザ)や永住権申請を行う際に必要となるコードです。申請者は自分の職務内容に最も適したNOCを選び、審査はこのNOC記載の職務内容や条件に基づいて行われます。

新しいシステムTEERとは？

2022年11月16日より導入される新しい職業分類システムです。スキルタイプ及びスキルレベル0、A、B、C、Dによる職業分類に代わり、新たな分類カテゴリーが用いられ、職種に必要な訓練(Training)、教育(Education)、経験(Experience)、責任(Responsibilities) の程度を表すTEER 0～5の6段階に分類されます。

ほとんどの職種は、下表のスキルタイプ及びスキルレベルに相当するTEERカテゴリーに位置付けられますが、スキルレベルB職種は、TEER2またはTEER3に分類されるので注意が必要です。

Skill type or level	TEER category
Skill type 0	TEER 0
Skill level A	TEER 1
Skill level B	TEER 2 and TEER 3
Skill level C	TEER 4
Skill level D	TEER 5

またこれまで4桁で表示されてきた職業分類コードは、5桁で分類されることとなります。

下記のリンクより現在のNOCコード(4桁)から、再分類後のコード(5桁)を調べることができます。

https://www.statcan.gc.ca/en/statistical-programs/document/noc2016v1_3-noc2021v1_0

現在運用されているNOCは、各職業を4桁のコードで表し、それぞれの職業コードに、スキルタイプ及びスキルレベルを示す0、A、B、C、 Dのいずれかを組み合わせ構成されています。

一般的にNOCレベルB以上がスキルド職種とされています。例えばNOCを活用したExpress Entryで永住権申請をする場合、登録する職業はNOCレベルB以上である必要があります。（Express Entryに関する記事はこちら）

また移住セミナーの動画でもExpress Entryシステムについてご説明しておりますので、下記のページよりご参照ください。

https://sekaiju-school.com/canada_01/

新システム導入による変更点のポイント

現在使われている職業分類システムの代わりにTEERシステムが導入されます。これまで 0、A、B、C、Dで分類されていたスキルタイプ及びスキルレベル構造が廃止となり、移行後は職種に必要な訓練(Training)、教育(Education)、経験(Experience)、責任(Responsibilities) の程度を表すTEER 0～5の6段階に分類されます。
4桁の職業コードが5桁のコードになります。
NOCを使用するすべてのプログラムの申請条件が今後更新される予定です。

変更後、以下の16の職種にてExpress Entryでの永住権申請が可能になります。