渡航規制、最新情報: オミクロン株に対する対策
こんにちは。2021年も残すところあと僅かとなりました。今回は、世界的に広がりを見せる、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」蔓延防止のために発表された、追加渡航規制に関する情報をお届けします。
前回の渡航規制の記事はこちらを参照ください。
1. カナダ入国時のPCR検査
カナダ政府は2021年11月30日、アメリカ以外の国から空路にてカナダに入国するすべての渡航者は、国籍にかかわらず、到着時にPCR検査を受ける必要があると発表しました。検査はカナダ人や永住権保持者にも適応され、検査結果を受け取るまでは自己隔離が必要です。
ワクチン接種を完了していない渡航者:
ワクチン接種の免除が認められている一部の渡航者(関連記事はこちら)に対しては、引き続き到着時と8日目のPCR検査及び14日間の自己隔離が求められます。さらに、今回の追加渡航規制の発表により、到着時のPCR検査結果が出るまでは、政府指定の施設にて自己隔離が必要となりました。
2. カナダへの入国禁止措置、対象国
カナダ政府は、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け入国禁止措置の対象国に、エジプト、ナイジェリア、マラウイの3カ国を追加すると発表しました。
すでに適応済みの国を合わせた以下計10カ国について、カナダ入国前の14日間以内に滞在歴のある外国人は、カナダへの入国が認められません。
- ボツワナ
- エジプト
- エスワティニ
- レソト
- マラウイ
- モザンビーク
- ナミビア
- ナイジェリア
- 南アフリカ
- ジンバブエ
入国前の14日間以内に上記10カ国に滞在歴のあるカナダ人や永住権保持者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国前と入国時のPCR検査及び、入国後の自己隔離が必要です。
今回の追加渡航規制に関する詳細は下記、カナダ政府ウェブサイトをご確認ください。
3. アメリカへの入国:PCR検査は出発前24時間以内
アメリカ政府は、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、入国前に義務づけているPCR検査のタイミングを、これまでの出発前3日以内から24時間以内に短縮することを発表しました。
この措置は、カナダを含むすべての国から空路にてアメリカへ入国する渡航者に適応されます。
Global NEWSのニュースリリースによると、今回の発表では陸路の入国条件について言及はなく、引き続き、ワクチン接種者を対象にカナダから陸路でアメリカに入国する場合は、PCR検査は不要であるとのことです。
アメリカ-カナダ間の国境に関する規制は、こちらを参照ください。
アメリカの規制強化に関する詳細は、下記Global NEWSのニュースリリースをご確認ください。
https://globalnews.ca/news/8419608/canadians-covid-19-test-travel-united-states/
年末のご挨拶
このたび、私がビザコンサルタントとして起業するまでをまとめた記事が、せかいじゅうさんの「海外在住者ピックアップ」企画で、紹介されました。掲載記事の詳細は、下記よりご覧ください。
■カナダと海外の架け橋に-私がビザコンサルタントとして独立起業するまで-
https://sekai-ju.com/life/can/others/vancouver-satoko/
今年は10月に独立一周年を迎えることができ、これも多くのクライアント様をサポートする機会に恵まれたおかげだと感慨深かったです。
本記事のように、まだまだ渡航規制は変更され続けておりますので、このような状況下において最新の移民情報をお届けするのは必須だと感じています。2022年はセミナー開催を含めて、より多くの皆様にタイムリーに情報提供できるようにしていきたいと考えています。
御問合せは随時受け付けておりますので、こちらのフォームから御問合せください。
こちらのブログも更新継続していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。それでは、皆様も素敵な年末年始をお過ごしください。
“You are one step closer to Canada!”