配偶者のOpen Work Permit ルール改定について

こんにちは。今回は、先日申請条件に改定があった配偶者用のWork Permit (Spousal Open Work Permit、以下”SOWP”)に関するニュースです。

これから、SOWPまたはStudy Permit を取得される予定の方は、必読です!

SOWP申請条件、変更点

2021年9月27日、カナダ移民局 Immigration, Refugees and Citizenship Canada (IRCC)は、SOWPの申請条件について改定を発表しました。主な変更点は下記の通りです。

1. SOWP 申請資格

今回の改正でIRCCは、SOWP の申請資格をより明確化させ、主申請者が取得したStudy PermitがPost-Graduation Work Permit (PGWP)を取得できる学校で就学するためのものである場合に限り、配偶者、コモンローパートナーはSOWPを申請できるとしています。

つまり、主申請者が取得したStudy PermitがPGWPを取得できる学校/プログラムのものでない場合、その配偶者、コモンローパートナーはSOWPを申請できません。

PGWPを申請できる人の条件は、こちらから御確認下さい↓

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/study-canada/work/after-graduation/eligibility.html

2. 配偶者、コモンローパートナーとの関係証明

今後、配偶者、コモンローパートナーの関係がSOWP取得目的でないことをより厳しく審査するため、必要な場合はIRCCから追加で書類を求められる可能性があるということが今回の改定で追加記述されました。

3. 夫婦・コモンローカップル内の主申請者は1名のみ

主申請者とは、夫婦またはコモンローカップルの内、最初にStudy PermitまたはWork Permit (スキルドワーカー職種に限る)を取得した申請者を指します。

主申請者の配偶者やコモンローパートナーは、雇用主が限定されないOpen Work Permitを申請できますが、今回の改定で、主申請者がその配偶者の取得したSOWPを使って自分自身のSOWPを申請することはできないという説明が追加で記述されました。

例:主申請者がStudy Permitを持っていて、その配偶者がそれを使ってSOWPを取得、スキルドワーカー職種での仕事を得たとします。この場合、主申請者は就学を辞め、スキルドワーカーの配偶者としてSOWPを申請することはできません。

詳細については下記、移民局のウェブサイトを確認ください。

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/corporate/publications-manuals/operational-bulletins-manuals/updates/2021-competitiveness-economy.html

申請準備は慎重に

上記の通り今回の改定で、SOWPの審査がより厳しくなることが予想されます。

配偶者、コモンローパートナーの関係がSOWP取得目的でないことを証明するためには今後より一層、求められている書類への配慮が必要です。

これからSOWPの申請をお考えでアドバイスやサポートが必要な方はこちらからお気軽にお問い合わせください。

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