バイオメトッリクス(指紋認証)情報
今日は2018年の夏からカナダに渡航する殆どの人に義務化されるようになったバイオメトッリク(指紋認証)についての記事です。
COVID-19の関係でカナダ国内を含む世界中の各地で指紋認証の提供が出来なくなっていました。これは提供代行をしているカナダ国外のVisa Application Centre (VAC)とカナダ国内のService Canadaが閉鎖された為でした。
最近になって世界各地で指紋認証サービスが再開したというニュースが立て続けにありましたので、以下に纏めてみました。
永住権申請者への免除
先ずは9月22日から暫定的に施行されているのが、永住権申請者に対する免除。永住権申請には、過去に別の申請において指紋認証を既に行っていたとしても別途提供しなければいけませんでした。この暫定的な免除法案により、過去10年のうちに別の申請において指紋認証情報を提供したことがある人は再提供を免除される事になりました。
アメリカの2つの新VAC
11月23日よりワシントン州のシアトルとカルフォリニア州のサンフランシスコのVACが指紋認証の受付開始をすると発表されました。この2つのVACは指紋認証の提供のみを行う場所として1年間限定でオープンされる事になりました。ニューヨークとロスアンジェルスも引き続き受付をしています。
インドのVAC再開
インドからの移民申請は非常に多いのですが、11月25日にインドにおいてもVACにて指紋認証が提供できるようになると発表がありました。但し、永住権申請をしている家族と留学生が優先順位となると追記されています。SNSでの情報を見ても、オンラインで予約を取る事自体が非常に難しいくらい混み合っているようです。
カナダ国内のサービス再開
そして、11月27日に発表されたのがカナダ国内の指紋認証サービスも11月30日から再開されるというもの。サービスが中断された9月中旬から移民官が申請者に電話をかけてアポイントを1つ1つ取っていたのですが、11月30日からはオンライン予約ができるようになるそうです。但し、上記に示した過去10年間に既に指紋認証を済ませている永住権申請者は引き続き免除され、またカナダ国内の延長申請をする短期滞在者も免除されます。
カナダ国内のオンライン予約を開始された時はシステムの不具合が酷くて、更には予約できる日時や場所が非常に少なくてクライアントの皆様には別の市にあるサービスカナダまで行っていただいた記憶があります。
今回のサービス再開は、その時の混乱を防ぐ為に一部の人だけをサービス提供対象とし、多くの人を引き続き免除していると思われます。
まだまだ世界的には不安定な状況が続いていますが、カナダ政府は永住権申請も引き続き積極的に行なっております。ご興味のある方はこちらのエントリーフォームから応募してみてください。
“You are one step closer to Canada!”